ムギ類黒節病発生に関与する気象要因と生育ステージ

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  • Climatic factors and growth satges affecting the development of bacterial black node in wheat and barley
  • ムギルイ クロフシビョウ ハッセイ ニ カンヨ スル キショウ ヨウイン ト セイイク ステージ

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抄録

1. ムギ類黒節病と気温との関係について調べた結果,節間伸長始期(3月中旬)に葉身の褐変等,黒節病発生が確認された年は,幼穂形成始期後に低温に遭遇した年が多かった。2. ムギ類黒節病と湿度との関係について調べた結果,成熟期(4月下旬)の葉鞘,節,稈の褐変等,黒節病発生が確認された年は,節間伸長開始期前後に高湿環境になる年であった。3. 播種期の違いによる生育の推移とムギ類黒節病発生との関係を調べた結果,晩播栽培により発生が減少していた。これは,気象条件および生育ステージの両要因により感染適期に麦が遭遇する確率が減少するためと考えられた。

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