サトイモの葉に対する展着剤による薬害の発生と温度条件

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タイトル別名
  • The occurrence of phytotoxicity due to spreading agents and temperature conditions in the leaves of taro
  • サトイモ ノ ハ ニ タイスル テンチャクザイ ニ ヨル ヤクガイ ノ ハッセイ ト オンド ジョウケン

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説明

サトイモの葉に薬害が発生する展着剤と,薬害が発生する温度条件について検討した。1. 供試した展着剤16剤のうち,薬害が認められず薬液の付着が良かったのは,ポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステル(「アプローチBI」),ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル(「クイックタッチ」),ソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチレン樹脂酸エステルの混合剤(「スカッシュ」)の3剤であった。2. ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン剤(「まくぴか」)を使用し,薬害と気温の関係を調査したところ,35℃では処理後15分後に薬害が確認され,30℃,25℃,20℃では気温が低くなるほど薬害が生じにくくなり,15℃では認められなかった。3. サトイモの葉に薬害を生じる展着剤があり,特に高温期には薬害の発生に注意が必要である。

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