知的障害を伴う聴覚障害幼児ときょうだい児による積み木遊びにおける会話の発達的変化

書誌事項

タイトル別名
  • A case study of language development in playing with blocks by hearing impaired child and hearing brother
  • チテキ ショウガイ オ トモナウ チョウカク ショウガイ ヨウジ ト キョウダイジ ニ ヨル ツミキ アソビ ニ オケル カイワ ノ ハッタツテキ ヘンカ

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抄録

知的障害を伴う聴覚障害幼児ときょうだい児を対象にして,積み木遊びにおける会話の発達的変化を見た。発話の機能分析カテゴリーを作成し,①兄弟間での会話,②兄弟と指導者との会話での発話機能を分析し,発達的変化を検討た。その結果,聴覚障害幼児は,兄弟間での発話総数が大きく伸び,会話の内容にも多様性が見られるようになった。しかし,指導者が加わると,応答率が低下し,3人以上での会話にはついていけなくなることが示された。集団での会話が困難な聴覚障害幼児の特性が明らかになり,質問や呼びかけ方の工夫が必要と考えられた。

福岡教育大学教育総合研究所附属特別支援教育センター研究紀要

Research bulletin of Special Education Center

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