地域高齢者における参加の評価 : QCIQ(Quality of Community Integration Questionnaire)を用いた試み

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  • A Study on the Participation Assessment of the Elderly in their Familiar Community Using the Japanese Version of Quality of Community Integration Questionnaire

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説明

123名の訪問および通所リハビリテーション利用者のQCIQ(Quality of Community Integration Questionnaire)の結果に基づき,高齢者の参加の状態とそれに影響する要因の検討を行った。客観的側面であるCIQ得点については,要介護度との関連を示唆する結果を得たが,主観的側面であるQCIQ得点については,要介護度との関連を否定する結果であった。個人の意思や意見が反映される参加の領域は,機能や活動遂行といった領域とは独立して評価していく必要性が示唆された。客観的側面と主観的側面の間に生じた乖離は,介護を多く必要とし,参加が制約されていたとしても,その参加状態に満足する高齢者が多いためと考えられた。高齢者の地域での参加の支援に際しては,このような参加の側面について配慮する必要があると考えられた。

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