桜島における火山ガスに関わる大気環境の動態分析 : 桜島有村地区を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • Dynamics analysis of atmospheric environment related with volcanic gas at Arimura station in Sakurajima
  • サクラジマ ニ オケル カザン ガス ニ カカワル タイキ カンキョウ ノ ドウタイ ブンセキ : サクラジマ アリムラ チク オ チュウシン ト シテ

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説明

桜島南麓に位置する有村局では,環境基準を超えるSO2ガス高濃度事象が比較的頻繁に測定される。2001年~2017年に測定されたこの高濃度事象を年毎に比較すると,その発生頻度は最大約26倍異なる。また有村局でSO2ガス高濃度事象が測定される場合は,特定の気象条件下であることが多い。桜島火山で噴火活動が多くみられる場合,有村局では火口から大気中に放出されるSO2ガス濃度と大気中のSPM 濃度の間には正の相関,もしくは強い正の相関が見られる。このことからSO2ガス高濃度事象・SPM 量高濃度事象・降灰量は同時に増加し始めることが想定できる。それゆえこのことを踏まえ,桜島火山の噴煙活動に関するハザード評価を行うべきである。

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