The Prisoner of Chillon における「牢獄」 : 変容した主人公

書誌事項

タイトル別名
  • The Study of the Dungeon Image in The Prisoner of Chillon by Lord Byron : On the Psychological Changes of the Hero
  • The Prisoner of Chillon ニ オケル 「 ロウゴク 」 : ヘンヨウ シタ シュジンコウ

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抄録

シヨン城はスイスのレマン湖畔の名城として、世界的な観光スポットである。かつてこの城内地下に、プロテスタントの闘士として自己の信念をあくまで貫き通そうとしたが故に幽閉されたBonivardと言う人物がいた。1816年詩人Shelley達とともにこの地を訪れた作者Byronは、このエピソードからThe Prisoner of Chillon を書き上げたと言われている。牢獄で肉体を極度に拘束された自由人の魂は、あくまで自由を求め闘い続ける。このテーマを、作者はどのように受け止め自身の作品に反映させたのか。ここには、Shelleyとは一味違うByron独特の「裏ワザ」めいたものさえ感じられる。

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KJ00009583759

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