低車両密度環境における効率的データ滞留を実現する送信制御手法

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  • Transmission control method to realize efficient data retention in low vehicle density environment

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抄録

IoT技術の発展と普及に伴い,あらゆるセンサから多種多様なデータが生成されており,今後その数は大幅に増加することが想定される.IoTデバイスから生成されるデータ中には,データが生成された場所や時間に依存するデータ(時空間データ) が存在する.このようなデータは生成された場所において活用することで,効率的に活用できると期待される.そこで我々は時空間データの地産地消を目指すため,大容量ストレージ,高性能な計算機資源,及び近距離無線通信機器を搭載し,高い移動性を有する車両を活用した時空間データ滞留方式を提案してきた.このデータ滞留方式は,隣接車両密度に応じてデータ送信確率を制御することで効率的にデータを滞留できるが,低車両密度環境ではデータを滞留させる車両が少ないため効果的なデータ滞留を実現することが困難である.そこで本研究では,低車両密度環境を対象とした時空間データ滞留のためのデータ送信制御方式を提案する.また,シミュレーションにより,低車両密度環境においてデータ滞留が効率的にできることを明らかにした.

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