記憶の方法 : 書くとよく覚えられるか?
書誌事項
- タイトル別名
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- キオク ノ ホウホウ カク ト ヨク オボエラレル カ
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説明
本稿では記憶の方法, とくに書いて覚えるという方法を認知心理学的な観点から取りあげ, 検討した. 書いて覚えるという方法は日本ではよく用いられるが, 英語圏ではあまり一般的ではない. 書くと本当によく覚えられるのだろうか, もし覚えられるとしたら, それはなぜだろうか. いくつかの実験の結果, 書くことはとくに新奇な文字や図形の形を覚える場合に役立つことが明らかになった. 子どもたちが新出漢字を学ぶときや私たちが外国の文字を覚えるようなときにこそ効果のある方法だといえそうだ. 書く行為に含まれる「図形のイメージを一時的に保持する」, 「書いた図形を確認する」といった心理的な活動が, 新奇図形の記憶を助けているようである.
収録刊行物
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- 遺伝
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遺伝 51 (1), 25-29, 1997-01
裳華房
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813983870080
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- NII論文ID
- 20000415114
- 120002722545
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- NII書誌ID
- AN00015468
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- HANDLE
- 2115/44733
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- NDL書誌ID
- 4107254
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- ISSN
- 03870022
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles