口腔内病変を初発症状とした水疱性扁平苔癬の1例

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抄録

口腔内病変を初発症状とした水疱性扁平苔癬の1例について報告する.患者は73歳の女性,口腔内の水疱と疼痛を主訴に当科を受診した.当科受診の約3年前に前医で頬粘膜より生検が行われ,扁平苔癬と診断された.  当科初診時,両手首に皮疹,口蓋に小水疱・糜爛,左頬粘膜に紅斑・白斑の網状病変,舌に発赤・糜爛を認めた.当院皮膚科に対診し,臨床所見・病理組織学的所見より水疱性扁平苔癬と診断された.治療により,小水疱の減少,症状の軽快を認めている.

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