米の外観品質・食味研究の最前線[24] : 米の収穫後技術による品質食味の向上 : 自動品質検査と籾の精選別

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  • コメ ノ ガイカン ヒンシツ ・ ショクミ ケンキュウ ノ サイゼンセン(24)コメ ノ シュウカク ゴ ギジュツ ニ ヨル ヒンシツ ショクミ ノ コウジョウ : ジドウ ヒンシツ ケンサ ト モミ ノ セイセン ベツ

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抄録

1.はじめに: 米の品質(食味)は品種, 栽培環境(土壌や気象), 栽培管理技術, 収穫後技術などの多くの要因によって決まる. 米の生産と品質の研究に携わる多くの人たちによる品種改良や技術改良などの研究成果により, 我が国の米の品質は年年向上している. とくに筆者が専門とする米の収穫後の技術は, 最近の十数年来の技術発展がめざましく, 高品質米の生産に大きく貢献している. 今回, ここに米の収穫後技術に関して寄稿する機会をいただき, 心から感謝します. 米の収穫後技術による品質食味の向上の内容は, 大別すると以下の4項目となる. ①籾の自動品質検査システム②貯蔵のための籾の精選別③自然の寒さを利用した籾の超低温貯蔵④粒厚選別と色彩選別を併用した玄米の精選別. 紙面の関係により, 本誌では, ①籾の自動品質検査システムと②貯蔵のための籾の精選別について述べる. さらに次報において, ③自然の寒さを利用した籾の超低温貯蔵と④粒厚選別と色彩選別を併用した玄米の精選別について述べる.

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