<論文>プレジャーボートの事故と保険についての現状分析(交通安全;リスク分析)(<小特集>故栗林政雄教授追悼記念小特集『リスクと保険』)

書誌事項

タイトル別名
  • <Articles>A Quantitative Analusis of the Maritime Casualty of Pleasure Boats and the Related Insurance(Risk and insurance : Special Issue for the Menory of Late Professor M. Kuribayashi)
  • プレジャーボートの事故と保険についての現状分析
  • プレジャー ボート ノ ジコ ト ホケン ニ ツイテ ノ ゲンジョウ ブンセキ

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説明

プレジャーボートの海難事故は年々増加し,平成12年には全海難に占める船種別割合がもっとも高くなった。しかし一般の商船や漁船などのほとんどが何らかの保険に加入している中で,プレジャーボートの保険加入率は推定で20%前後とされており,海難事故に伴う金銭的トラブルが多く発生している。これはプレジャーボート愛好者の人的特性や,ノンマリンとしてのヨット・モーターボート総合保険の商品開発姿勢などに起因すると思われるが,現状では需要サイドの保険に対する不満や賠償責任意識の欠如と供給サイドの保険市場の魅力不足などから,保険加入率低下の悪循環に陥っている。今後は自動車の強制保険制度に類似した保険システムを導入すると同時に,プレジャーボートの海難事故を減らして損害率を低下させる必要がある。

収録刊行物

  • 千葉経済論叢

    千葉経済論叢 (25), 71-100, 2001-12-07

    千葉 : 千葉経済大学

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