2001年度の北海道におけるインフルエンザウイルスの疫学調査

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  • 2001ネンド ノ ホッカイドウ ニ オケル インフルエンザウイルス ノ エキガク チョウサ
  • Epidemiology of influenza Virus in Hokkaido in Fiscal Year 2001

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抄録

インフルエンザは感染力の強い呼吸器感染症で、毎年冬季を中心に爆発的な流行を繰り返す。このため厚生労働省では、全国の地方衛生研究所を通じてインフルエンザの疫学を中心とするサーベランス事業及び伝染病流行予測事業を継続的に実施している。サーベランス事業はヒトからのウイルス分離及び同定試験の結果から発生動向を調査することを目的としており、サーベランス定点となっている病院でインフルエンザ様疾患患者から採取した検体が各道立及び市立保健所(札幌市を除く)を経由して当所に送付され、当所においてウイルス分離及びその同定を行っている。また伝染病流行予測事業は次年度以降のワクチン株の選定を目的として行われており、全国の地方衛生研究所において感受性調査(ヒト血清中抗体価測定)が実施された。当所では流行シーズン前の2001年9月に実施した。さらに新型インフルエンザウイルス出現に備え、2000年度より新型インフルエンザウイルスに対する感染源調査(ブタ血清中抗体価測定)を行っており、2001年度も道内で飼育されているブタの血清を検体として抗体価の測定を行った。

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