『大和本草』「穀」類における「稲」群 : 『本草綱目』「麻麦稲」類との比較から

書誌事項

タイトル別名
  • 『 ヤマト ホンゾウ 』 「 コク 」 ルイ ニ オケル 「 イネ 」 グン : 『 ホンゾウ コウモク 』 「 マムギ イネ 」 ルイ ト ノ ヒカク カラ
  • A study on the group of Ine under the category of Koku in Yamatohonzō : Focusing on the comparison with the category of Mabakutō in Bencaogangmu

この論文をさがす

抄録

一六〇四年前にもう日本に伝来された『本草綱目』の影響で、日本の本草学が自立化の道を辿りつつある。江戸前期に活躍していた貝原益軒撰述した『大和本草』はその第一歩と思われる。益軒は『本草綱目』を拠りながら、踏襲するではなく、その分類に疑問を持ち加変を加えた。 本稿は『大和本草』の「穀」類に焦点を当てて、「穀」類に内在する「稲」群を中心に考察する。『本草綱目』「穀」部における「麻麦稲」類の該当本文を比較しながら益軒の『本草綱目』受容の実態を分析し、『大和本草』の独自性の一端を明らかにすることを目的とする。

収録刊行物

  • 語学教育研究論叢

    語学教育研究論叢 35 171-185, 2018-03-01

    東京 : 大東文化大学語学教育研究所

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ