家畜排せつ物の処理過程における温室効果ガス排出削減技術の開発 : 炭素繊維担体を用いた生物膜法による温室効果ガス緩和技術(2)

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タイトル別名
  • Study of mitigation technology of the greenhouse gas emission from manure management : Greenhouse gas mitigation technology by the aerobic bioreactor using the carbon fiber II
  • カチクハイセツブツ ノ ショリ カテイ ニ オケル オンシツ コウカ ガス ハイシュツ サクゲン ギジュツ ノ カイハツ : タンソ センイタンタイ オ モチイタ セイブツマクホウ ニ ヨル オンシツ コウカ ガス カンワ ギジュツ(2)

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抄録

温室効果ガス(GHG: 二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)、六フッ化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3))のうち、N2O、CH4、CO2は家畜ふん尿処理過程からも排出が確認されている。この中で、特に温室効果の高いN2Oは浄化処理施設からの排出が多く、その削減方法の開発が求められている。このような中、生物膜法の担体として炭素繊維を用いる浄化処理技術が開発され、前報においてその削減効果を報告した。本報では、新技術を実規模レベルへつなげるため、実規模養豚施設の豚尿汚水を用いて有効容積0.7m3の曝気槽により、炭素繊維担体を用いた生物膜法と一般的な活性汚泥法を比較検討したところ、N2Oの排出が80%以上削減されるとともに処理水中のT-Nの削減も確認され、N2O削減と汚水浄化に有効な技術と確認できた。

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