朱鞠内湖に生息するイトウParahucho perryiの遺伝的集団構造

書誌事項

タイトル別名
  • The genetic population structure of the sakhalin taimen Parahucho perryi in Lake Shumarinai, Hokkaido, Japan (Short paper)
  • 朱鞠内湖に生息するイトウParahucho perryiの遺伝的集団構造(短報)
  • シュ マリ ナイコ ニ セイソク スル イトウ Parahucho perryi ノ イデンテキ シュウダン コウゾウ(タンポウ)

この論文をさがす

抄録

朱鞠内湖に生息するイトウの遺伝的集団構造を推測するため,湖内と流入河川で捕獲された個体のミトコンドリアDNAチトクロムb遺伝子の一部を解析した。イトウ211個体から確認されたハプロタイプは変異点3点による3種(A,B2,C)であった。湖内で採取された個体のハプロタイプ頻度は常に3種が混在していた。流入河川で捕獲されたイトウのハプロタイプ頻度は河川毎に複数年にわたる一定の特徴が認められた。このことから,朱鞠内湖内に生息するイトウは母川回帰性があり,流入河川毎の繁殖集団により構成されていると推測された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ