情報機器の利用実態調査 ーデジタルネイティブ世代への生徒指導-
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現在の高校生は、いわゆるデジタルネイティブ世代であり、ものごころついたときからインターネットを代表とするメディア環境の中で生活している。そういった生徒たちへの生徒指導を考えるきっかけとして、また、Classiの導入にあたり、今後そのサービスを有効に活用していくためにも、情報機器の利用実態調査を行い、その結果から課題を探った。本校の生徒がインターネットへ接続する情報機器はスマートフォンが主流であり、愛知県の調査や内閣府の調査とも同様である。そして、スマートフォンでは音楽を聴いたり、動画を見たり、ゲーム、プロフやブログ、コミュニティサイトでのメッセージの送受信など、多様な使い方をしていた。また、自分のプロフやブログ、その他SNSを公開したことがある割合、さらに、自分の氏名や学校名を書き込んだり写真を載せたりしたことがある割合ともに半数を超えていた。そこでの情報モラルに関する設問では、ルールやマナーを大切にして行動していると思うと答えた生徒が90%以上である一方、自分のブログ等にアニメのキャラクターやタレントの写真を掲載することについて、よいと思っている生徒は半数を超えていた。これらの結果から、情報モラルに関して適正な判断や行動が取れるような正しい知識の習得や適切な指導が必要であるといえる。さらに、Classiの利用については、年度途中の導入でもあり、まだ手探りであることが、生徒の利用頻度と関係していると思われる。様々なサービスを積極的に活用していくためには、生徒の自主的な活動に委ねるのではなく、教員側、学校側がアプローチや体制作りをしていくことが、今後の積極的な活動へとつながっていくのではないかと考えられる。スマートフォンを使ってSNS等のネットワーク上でコミュニケーションを取ったり、情報発信をしていくことが生徒の日常である現状からすると、情報機器はコミュニケーションや学習を促進することができる道具のーつと捉えていかなければならない。それを踏まえた上での、メディアリテラシー教育や指導、学校での情報機器のあり方について考えていかなければならないだろう。
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- 研究紀要
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研究紀要 46 93-101, 2019-03-31
愛知教育大学附属高等学校
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050283688372867456
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- NII Article ID
- 120006781475
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- NII Book ID
- AN0007503X
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- ISSN
- 09132155
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10424/00008649
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
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