シクロスポリンによる高血圧性脳症の1例

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説明

シクロスポリン投与中の高血圧性脳症の報告が散見されているが、今回我々は紫斑病性腎炎より発症したネフローゼ症候群の治療中、本例を経験した。症例は7才女児。シクロスポリン内服開始後17日目に痙攣・意識障害が出現。血圧170/90mmHg、MRIにて特徴的なT2W1高信号を呈した。降圧療法により神経学的所見は数日後に、画像所見は1ヵ月後に消失した。発症前のシクロスポリントラフ値は37ng/mlであった。

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