エアトラック®単独およびエアトラック®と気管支ファイバースコープの併用による気管挿管の比較 : 挿管人形および臨床使用における検討

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挿管人形ならびにヒトにおいて、エアトラックと気管支ファイバースコープを併用して気管挿管を行い、気管挿管成功率および挿管時間を比較した。挿管成功率に関しては、挿管人形において併用群では修正コーマック分類grade1~4全てにおいて成功したのに対し、臨床応用では単独群、併用群共にgrade2bおよび3では成功率が低下する傾向を認めた。挿管時間に関して、挿管人形ではgrade1および2aにおいては単独群が併用群より有意に短かったが、臨床応用においては全てのgradeで併用群が単独群よりも短い傾向を認めた。臨床においては非挿管困難患者においても、声門部をviewfinder中央に位置させることが困難な場合があるため、エアトラックと気管支ファイバーの併用がエアトラック単独よりも有用となる可能性が示唆された。

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