術後疼痛管理に関する教育研修の効果 : 外科病棟看護師の主観的評価の変化から

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  • The Effectiveness of Education in Postoperative Pain Management : The Changes of Subjective Evaluations in Surgical Ward Nurses

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本研究は、外科病棟看護師に術後疼痛管理の教育研修を実施し、実施前後の術後疼痛管理への認識と看護実践の変化について、外科病棟看護師の主観的評価から検討し、介入の効果を明らかにすることを目的とした。教育研修は、術後疼痛管理に必要な基礎知識の要点についてテキストを用いて講義形式で実施した。教育研修の開催は病棟看護師が全員参加できるよう複数回実施した。教育研修の前後においてアンケート調査を実施した結果、患者主体の周術期疼痛管理の推進に関する認識が有意に上昇した。さらに看護実践では半数以上の項目の実施率が上昇し、特に患者教育の充実や非薬物的な疼痛緩和ケアの実践等に効果的である可能性が示唆された。今後は教育研修の効果について看護師の主観的評価だけでなく、参加観察や患者による評価など客観的指標から分析することや、教育研修後一定期間を経た後の看護実践の評価について検討を重ねていくことが課題である。

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