ピア・サポート(PS)プログラムを取り入れた第５学年学級集団づくりの研究 －PSグループスーパービジョンでの振り返りを活かした目標設定の展開を通して－

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書誌事項

タイトル別名
  • ピア・サポート (PS) プログラム オ トリイレタ ダイ５ガクネン ガッキュウ シュウダン ズクリ ノ ケンキュウ - PSグループ スーパー ビジョン デノ フリカエリ オ イカシタ モクヒョウ セッテイ ノ テンカイ オ トオシテ -
  • Implementing a Peer Support Program for Class Management in a 5th Grade　‐ Development of Goal Setting Through Peer Reflection in PS-Group Super Vision ‐

説明

本研究は，児童相互のよりよい人間関係を築く学級集団をつくっていくことを目指し，ピア・サポート(PS）プログラムのサポート活動後に行う「振り返り活動」において，PSグループスーパービジョン（PS-GSV）を行い，それをもとに，より具体的に次のサポート計画を立てることで，児童の関わり合う力に与える影響を検討した。PS-GSVを行う学級と活動の振り返りのみを行う学級を分けたPSプログラムを第５学年の３学級に実施した。その結果，PS-GSVでの振り返りを活かしながら具体的な目標を設定した学級の方が，学校適応感尺度の「向社会的スキル」や「対人的適応」において有意な上昇が見られたり，集団効力感の「日常の学級活動における積極的取り組みに関わる学級集団効力感」において有意な上昇が見られたりした。このことから，振り返り活動において，PS-GSVを行い，次のサポート計画に活かしてい くことは，児童の関わり合う力の向上に有効な手立てであることが示唆された。

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