中国吉林省延辺州の産業開発に関する調査研究 ─農林業から観光業への山林資源利用遷移に伴う事業創造環境変化を中心として─

書誌事項

タイトル別名
  • チュウゴク キツリンショウエン ヘンシュウ ノ サンギョウ カイハツ ニ カンスル チョウサ ケンキュウ : ノウリンギョウ カラ カンコウギョウ エ ノ サンリン シゲン リヨウ センイ ニ トモナウ ジギョウ ソウゾウ カンキョウ ヘンカ オ チュウシン ト シテ

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説明

豊かな山林資源を有する中国吉林省は日本海航路開発で新潟との経済交流発展 が期待される。本研究では円滑で互恵的な関係発展に資する為、交流協定校延辺 大学が所在する延辺朝鮮族自治州に着眼し、同地特有な山林資源産業利用の現状 と将来的開発動向を解明するため、延辺大学所在の延吉市で2016年9 月に約2 週間の滞在調査研究を行った。延大教員・院生らとの情報交換、延大図書館、大 学出版社書店、州立図書館の文献調査、市内商業集積や文化施設の視察などを行 い、また、近隣安図県、敦化市を視察した。更に、2017年9 月に延吉市を再訪 して前年の調査対象を再調査した。その結果、野生動植物採取は管理され、持続 可能モデルに移行していること、山林資源を活かした観光業が伸び盛りで学術研 究が支援を図っていること、都市型商業活動が活況なこと、山林資源と電子商取 引の新結合による創業促進施設の存在が判明した。これら成果を今後の共同研究 等に活用したい。

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