保健所における即日告知のためのHIV抗体迅速検査法導入についての検討

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Abstract

北海道では、道内の各保健所を窓口とするHIV抗体検査について、道立衛生研究所が週一回まとめて検査を実施している。検査結果の告知は、検体の送付及び確認検査に要する日数を考慮して採決の2週間後に行っているが、検査依頼者にとっては待機日数が長く心理的負担が大きい。そこで、簡便かつ短時間で血液中におけるHIV抗体の有無が判定できるイムノクロマトグラフィー法を応用したHIV抗体迅速診断キットが、即日告知をふまえた検査手法として保健所への導入が可能であるかを検討し、その結果を報告した。

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