高齢者支援組織を対象に実施した認知症ケア啓発研修会の評価 : A町高齢者施設での認知症高齢者との『ふれ合い体験』を組み入れて

書誌事項

タイトル別名
  • コウレイシャ シエン ソシキ オ タイショウ ニ ジッシ シタ ニンチショウ ケア ケイハツ ケンシュウカイ ノ ヒョウカ Aマチ コウレイシャ シセツ デ ノ ニンチショウ コウレイシャ ト ノ フレ アイ タイケン オ クミイレテ
  • Evaluation of a workshop for the study of dementia care intended for geriatric care organizations : incorporating" interacting experiences" with aged, demented individuals at the senior citizens'facility in Town A

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抄録

高齢者支援組織対象の認知症理解を目的とした研修会( 講義形式) 参加者70名より希望者を募り、施設で認知症高齢者との『ふれ合い体験』を実施した。参加者9名の自記式アンケートを内容分析法により分析し、認知症ケア啓発の視点から評価した。認知症高齢者・ケアの理解では、【認知症高齢者が入所している施設の現状理解】【認知症高齢者への関わり方の基本理解】【認知症支援で住民にできること】【町の高齢化の現状理解と行政への要望】【認知症を抱える人の理解】【認知症ケアに対する自己の課題の明確化】【認知症理解の勉強会の必要性】他2の計9カテゴリが形成された。以上より、(1)本取り組みは、地域住民にとって施設との"相互交流"の機会として評価できる。(2)認知症高齢者との『ふれ合い体験』を組み入れることで、より効果的な啓発活動が期待できるが、一方知識と体験を関連づける場を設定するコーディネーターの介在が課題として残った。

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