〈論文〉多言語社会ブータン王国における学校教育制度と英語教授言語

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タイトル別名
  • 〈Articles〉School Education System and English Medium Instruction (EMI) in Bhutan, a Multilingual Society

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説明

[要約]本研究は,ヒマラヤの小国ブータン王国における英語教授言語を主題とする.ブータンは,国語であるゾンカ語を含め19もの少数言語を擁する多言語社会である.1961年の普 通教育導入に際し,英語を教授言語として選定した.現在ブータンにおいて英語はゾンカ 語と並ぶ全国的な共通語として機能し,英語を第一言語とする世代も登場している.本研 究では現地調査をもとに,教授言語に対する人びとの認識とその変化を検証した.その結 果,教育による平等な社会の実現を目指した初期の政策から,その後ゾンカ語を核とする 国家アイデンティティの育成へと比重を移した教育政策上の転換が人びとの教育観や言語 観に反映され,「望ましい教授言語」の認識にも変化が生じていることが明らかになった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050283688739832448
  • NII論文ID
    120006820914
  • ISSN
    2432454X
  • Web Site
    https://kindai.repo.nii.ac.jp/records/20875
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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