生活科における対象と豊かに関わるための「ごっこ遊び」の研究

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  • A Research of “Pretend play” for abundant relationship with object for Living Environment Studies

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生活科の実践場面で子どもが身近な人々、社会及び自然すなわち対象と関わるとき、その対象に「なりきる」という方法で、表現あるいはその対象に迫るように教師は指示することがある。しかし、子どもは、大人との関わりのなかで育つ「社会的存在」であると捉えると、「なりきる」ことは子どもの特性でなく、周囲との関わりによって生じる表現方法であるべきだ。つまり「なりきる」ことは自然に発生するような子ども独自の特性ではなく、その発生の要因や思考が活発になるような関わりが前提にあるはずだ。本研究ではそのような活動が「ごっこ遊び」と日常の生活のなかにあるとし、その遊びが子どもの発達によりどのように変化するのか、また、周囲の大人は遊びにどのように参与するのかを生活科の実践やそれに関する先行研究から検討していく。

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