場面想定法を用いた「患者の立場に立つ」思考内容の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Study of the contents of thought about“putting myself in the place of patient”by the scene imagination method - Preliminary survey in nursing students -
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説明
本研究の目的は「患者の立場に立つ」という看護師の思考過程が看護に有用であるかを\n検証するための初段階として,看護学生の持つ思考内容を明らかにすることであった。看護系\n大学3年生60名を対象に,質問紙法にて紙面の看護場面(糖尿病患者の間食への対応場面)を\n提示してそれに対する回答を求めた。その結果,「『もし私が患者の立場だったら』と考えるこ\nとは患者の立場に立つことか否か」では,「肯定」が25名(41.7%),「否定」が16名(26.7%),\n「どちらともいえない」が19名(31.7%)であった。また,その3つのグループ毎に「患者が\n間食した原因の推測」「この場面での自分の対応予測」「患者の立場に立つに対する考え」にお\nけるサブカテゴリーの出現頻度を比較したところ,頻度の高いものが異なるという結果であっ\nた。このことから,「もし私が患者の立場だったら」に対する考え方の違いにより,原因推測\nや患者への対応,患者の立場に立つ思考内容に違いのあることが示唆された。
収録刊行物
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- 群馬保健学紀要
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群馬保健学紀要 27 33-41, 2007-03
群馬大学医学部保健学科
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050285299777543168
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- NII論文ID
- 120006847065
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- NII書誌ID
- AA11260213
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- ISSN
- 13434179
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- HANDLE
- 10087/5196
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles