<論文・報告>飼育土壌が与えるカブトムシ形態への影響評価

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抄録

我々にとって身近な存在であり, 角の大きさについてのギネス記録も存在するカブトムシだが, その角の大きさを決定する要素はほとんど分かっていない. そこで本研究では, カブトムシを飼育する土壌を変えることで, カブトムシの角サイズにどのような影響がでるかを調べた. カブトムシを5つの土壌に分けて飼育し, 蛹化前に全糖量, 羽化後に角サイズと前胸長を計測し, ダネット法検定による評価を行った. また, 飼育する各土壌の全炭素量・全窒素量を乾式燃焼法で計測した. 飼育土壌中の全炭素量が少ないとカブトムシの角サイズが小さくなることが観察された. 一方, 体液中に含まれる全糖量は角サイズ・前胸長のいずれとも相関性が見られなかった. また, 土壌によって前胸長が有意に小さくなることもあったが全炭素量・全窒素量による影響ではなかった.

収録刊行物

  • ELCAS Journal

    ELCAS Journal 5 12-14, 2020-04

    京都大学高大接続・入試センター

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050285299781794048
  • NII論文ID
    120006850448
  • NII書誌ID
    AA12881682
  • HANDLE
    2433/251394
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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