鶴居村温根内で回収されたタンチョウ幼鳥の剖検記録と胃内容物

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  • ショウレイ ホウコク ツルイムラオン コン ナイ デ カイシュウ サレタ タンチョウ ヨウチョウ ノ ボウケン キロク ト イ ナイヨウブツ

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抄録

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2013年11月14日に鶴居村温根内にて回収された1羽のタンチョウ幼鳥の剖検および胃内容物調査を実施した。頚下部から頚基部にかけておよび胸部に皮下出血巣が散在し, 頚胸部の打撲が見られた。また右第7肋骨骨折とそれに伴う肺挫傷を認め, これが主な死因であると考えられた。胃内容物はザリガニ類の鋏, エゾアカガエルの骨, 植物片, 小石およびBB 弾であった。主な内容物はザリガニ類およびエゾアカガエルであり, 湿原内で入手しやすい餌を食べていたと考えられ, BB 弾は特に死因とは関係ないと考えられた。また, 胃内に線虫Syncuaria sp.1個体の寄生を認めたが, 特に病原性は示していなかった。

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