園での音楽表現活動の在り方についての一考察 : 幼稚園教育要領に基づいて

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タイトル別名
  • A Study of the Way of Music Expression Activities in Nursery Facilities
  • ソノ デ ノ オンガク ヒョウゲン カツドウ ノ アリカタ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : ヨウチエン キョウイク ヨウリョウ ニ モトズイテ
  • エン デノ オンガク ヒョウゲン カツドウ ノ アリカタ ニツイテノ イチコウサツ : ヨウチエン キョウイク ヨウリョウ ニ モトズイテ

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抄録

養成校の音楽指導においては、ピアノ演奏に着目した指導がほとんどであるが、実際の保育現場で子どもと関わるために、ピアノの演奏技術、弾き歌いの技術だけで充分なのだろうか。幼稚園教育要領でも示されているように、本来、園での音楽表現活動では、子ども自身が「楽しむ」という事が重要であり、正しい音程で歌ったり、間違えずに正しく楽器を演奏したりするものではないということである。現在、園で実施されている音楽表現活動は、デイリーの歌唱が主であるが、音楽発表会や鼓笛隊など、大がかりな音楽活動を取り入れている園も多い。「楽しむ」ということでなく、発表のために間違えずに演奏することやしっかり取り組むことを指導しているのであれば、それは子ども主体の表現活動になっているとは言えない。今回の研究からは、本来、園での音楽表現活動は子ども主でなされるべきで、正しい音程で歌うことや楽器を正しく演奏することだけを指導しているのであれば、それは間違った方向性であるということが分かった。さらには、保育者自身が日常の些細な美しい音に敏感でなければならないし、子どもたちが表現する姿を見守り、受け止め、認め、そして一緒に「楽しむ」ことこそ、一番重要であることが確認された。養成校の役割としては、ピアノの演奏技術ばかりに着目した指導ではなく、学生自身の感性も刺激できるような内容にしていくべきだということが示唆された。

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