成人看護学実習における学生の満足度と教員の関わりや実習目標の理解度・到達度の関係性の検討

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タイトル別名
  • セイジン カンゴガク ジッシュウ ニ オケル ガクセイ ノ マンゾクド ト キョウイン ノ カカワリ ヤ ジッシュウ モクヒョウ ノ リカイド ・ トウタツド ノ カンケイセイ ノ ケントウ
  • The satisfaction of students during adult nursing science training and affiliated examination of the relation to goal achievement of the teacher

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抄録

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本研究の目的は,看護学生の実習における満足度と実習目標に対する理解度・到達度,また実習教員の関わり方を把握し,教員の関わりが満足度または理解度・到達度にどのように影響しているかを明らかにすることである。A大学の成人看護学実習を行った看護学生51名に無記名自記式アンケート調査を行った。その結果,満足度を高める影響因子として,「教員は学生の意見を認めた上で,アドバイスや指導を行ってくれた。」,「教員は学生が困っているときに助けてくれた。」,「実技を体験する機会は十分にあった。」「実習指導者(看護師)に対して教員は連携が取れていた。」という教員の関わりが関係していた。さらに,実習における満足度と実習の理解度・到達度については相関関係があり,満足度が高いほど,学生の実習への理解度・到達度が高くなることが示唆された。つまりは,実習における教員の関わりによって,学生の満足度を高めることができ,満足度が高まることで,学生の実習目標の理解度や到達度を高めることにつながる。

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