Notes on the euphemistic usage of Sookamosirenai: With special reference to its functions in dialogue

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  • 「ソウカモシレナイ」の婉曲的用法 : 対話における機能に注目して
  • 「 ソウカモシレナイ 」 ノ エンキョクテキ ヨウホウ : タイワ ニ オケル キノウ ニ チュウモク シテ

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「カモシレナイ」は初級教科書でよく扱われる文型で、まず推量・可能性を表す意味で導入されることが多く、婉曲的な用法は中級で扱うこともある。しかし、日本語初級レベルの学習者が相手の発話に対し、賛同も否定もしづらい場面に遭遇した場合、どう答えるといいのだろうか。「そうですね」、「ちょっと」、「わかりません」では会話がスムーズに進まない。このような場面で、日本語初級レベルの学習者が婉曲的な「ソウカモシレナイ」が使えるとコミュニケーションが円滑に進むのではないだろうか。本稿で『自然会話コーパス』を調査した結果、「ソウカモシレナイ」の婉曲的用法の中で「断定回避型」が73例と多く、「前置き型」の4例を大きく上回った。また、先行研究で指摘されている様々な機能・用法が実際の会話でも使用されていることが確認できた。

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