富士山北麓にはどのような樹種(品種)の植栽が適するか : カラマツ属各種、スギ精英樹および外国産樹種の生育について

書誌事項

タイトル別名
  • What tree species or strains are suitable for plantation at the northern foot of Mt. Fuji : Growth of Larix species, elite tree strains of Cryptomeria japonica, and foreign tree species
  • フジサン ホクロク ニワ ドノ ヨウ ナ ジュシュ(ヒンシュ)ノ ショクサイ ガ テキスル カ : カラマツゾク カクシュ 、 スギセイヒデキ オヨビ ガイコクサンジュシュ ノ セイイク ニ ツイテ

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抄録

富士山北麓標高830mに位置する山梨県森林総合研究所富士吉田試験園西原苗畑にて、スギ、カラマツ、及びその他数種類の樹木の生育状況を調査した。これらの樹種は、西原苗畑に植栽後30~50年間成長し、現在壮齢木となっている。それらの樹高と胸高直径を計測し、それを山梨県県有林収穫予想表のカラマツ、アカマツ、スギ、および“モミその他針葉樹”の地位区分“中”の各樹齢の樹高及び胸高直径とそれぞれ比較した。その結果、スギでは20品種が、収穫予想表と同等の生育を示した。その中で加賀1号が最も良好な生育であった。カラマツは良い生育を示すものが多く、特にL. kaempferi x L. deciduaとL. kaempferiの1系統で生育が優れていた。その他の針葉樹では、ヨーロッパトウヒ、ヒマラヤスギ、およびストローブマツの生育が優れていた。

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