銅・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤(ACQ)を加圧注入した杭の25年間の被害経過

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  • ドウ ・ ダイヨンキュウ アンモニウム カゴウブツケイ モクザイ ホゾンザイ(ACQ)オ カアツ チュウニュウ シタ クイ ノ 25ネンカン ノ ヒガイ ケイカ

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説明

奈良県森林技術センター明日香実験林では、JIS K 1571: 2010に準拠した野外防腐性能試験を実施している。寸法が30×30×600mmのスギ辺材試験体に薬剤を注入し、風乾後、半分の長さまで地中に埋め込んで設置し、1年に1回引き抜き、被害度を調査してきた。銅・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤(ACQ)を加圧注入した杭の25年間の被害経過から、当実験林における耐用年数が確定した。この実験林では、スギ辺材無処理杭の耐用年数は2年であるのに対して、製材の日本農林規格: 2013の性能区分K4相当のACQ処理がされると(吸収量: 5.2kg/m3以上)、約26年以上の耐用年数および約13以上の耐朽比が期待できることが明らかになった。

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