三浦半島地域におけるズッキーニのトンネル栽培に適する品種と作期

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タイトル別名
  • The varieties and cropping seasons suitable for tunnel cultivation of zucchini (Cucurbita pepo L.) in Miura peninsula area
  • ミウラ ハントウ チイキ ニ オケル ズッキーニ ノ トンネル サイバイ ニ テキスル ヒンシュ ト サクキ

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抄録

三浦半島地域におけるズッキーニのトンネル栽培に適する品種の選定と作期,植物ホルモン処理(パラクロロフェノキシ酢酸,以下,4-CPA)の効果について調査した。ズッキーニは収量性や規格外果の発生割合などの品種特性の差が非常に大きいため,収量性が高く,可販果率の高い品種を選定することが重要である。収量性が高く,可販果率の高い品種として,緑皮品種では‘モスグリーン’と‘グリーンボート2号’,黄皮品種では‘ゴールドトスカ’と‘イエローボート’が適した。トンネル被覆を定植から栽培終了まで行い,2月から3月に播種することで4月から7月まで収穫する作期では安定的な収量が得られるが,6月以降の播種による高温期の栽培は困難であった。4-CPA処理は曲がり・変形果と腐敗果の発生を改善させる可能性が示唆された。

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