クラウド制御による自動養液土耕栽培システムが導入されたピーマン栽培ビニールハウス内における灌水量とペンマン・モンティース法の適用性の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of irrigation rate and applicability of Penman-Monteith method to bell pepper grown soil regulated by cloud-based automatic fertigation system in greenhouse
  • クラウド セイギョ ニ ヨル ジドウヨウエキドコウサイバイ システム ガ ドウニュウ サレタ ピーマン サイバイ ビニールハウス ナイ ニ オケル カンスイリョウ ト ペンマン ・ モンティースホウ ノ テキヨウセイ ノ ケントウ

この論文をさがす

説明

自動養液土耕栽培システムを導入した側面開放型ビニールハウス内の3品種のピーマン(ピー太郎・イエローホルン・レッドホルン)栽培の土壌において,自動養液土耕栽培システムによる灌水量の評価,大気環境および土壌水分と茎内流量の相関関係およびペンマン・モンティース法の適用性の検討を行った。土壌水分量の測定には時間領域反射(Time Domain Reflectometry: TDR)法を,ビニールハウス内の可能蒸発散量の推定にはペンマン・モンティース法を,ピー太郎の茎内流量の測定には茎熱収支法を用いた。土壌水分量は自動養液土耕栽培システムによる灌水と根の分布を良く示した。自動養液土耕栽培システムによる灌水量と茎内流量は良く一致した。茎内流量と純放射量,飽差,気温,地温および日射量は有意な正の相関が,地中熱流量は有意な負の相関があった。ペンマン・モンティース法を用いて推定された可能蒸発散量は純放射量,相対湿度,気温および風速の順に感度が高く,既往の研究結果と一致した。ビニールハウスにおいて,ペンマン・モンティース法は適用可能であるが,ビニールハウスの規模を考慮する必要があると考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ