【原著】診療放射線技師国家試験における問題難易度の識別指数に基づいた評価の試み
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説明
識別指数は,様々な試験において問題難易度を評価するための指標として利用されている.識別指数は,問題が成績上位者と成績下位者を識別する能力の客観的評価値である.従来、診療放射線技師国家試験の難易度は,正答率と科目責任者の経験に依存する主観的評価であった.本研究の目的は,識別指数に基づいた診療放射線技師国家試験の難易度評価の検討である.識別指数と正答率は,本学科61名の第72回診療放射線技師国家試験の自己採点結果から計算した.本研究では,識別指数が0.2-0.4,正答率が60-80%の問題を問題難易度が適切とした.本研究の結果では,18問の難易度が適切であった.本研究の結果は,識別指数を用いた問題難易度の評価の有用性の可能性について示唆している.
収録刊行物
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- 純真学園大学雑誌
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純真学園大学雑誌 (11), 91-98, 2021-03-31
純真学園大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050287595692671488
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- NII書誌ID
- AA12581584
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- ISSN
- 21866481
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB