動く横浜の中心 : 海側に移動するビジネス中心地と内陸に移動する鉄道中心駅

書誌事項

タイトル別名
  • ウゴク ヨコハマ ノ チュウシン : ウミガワ ニ イドウ スル ビジネス チュウシンチ ト ナイリク ニ イドウ スル テツドウ チュウシンエキ
  • Movement of Central District and Station of Yokohama City : Business Center District Toward Seashore and Central Station Toward Inland

この論文をさがす

抄録

横浜は鎖国をしていた日本に対してアメリカの開国要求が契機となって作られた街である。本稿では横浜の街の発展を埋立地,中心ビジネス市街地,通勤・通学,中心駅の移動等の多角的な面から明らかにする。横浜には平坦な土地は少なく江戸時代以来営々と埋立地が造成されて街が発展してきた。時代の変遷とともに中心市街地はより海側に造成された広い埋立地に移動した。また,横浜市内に通勤する者が多いと同時に,東京への通勤者も多く東京のベッドタウンとしての性質もあわせ持つ。鉄道駅は当初海に面した桜木町に作られたが,他の大都市の主要駅との線形が良くなるように内陸に移動してきた。一方で,内陸に移動した駅と中心市街地とも鉄道で接続され利便性が確保されてきた。横浜は東京にはない「海」のイメージを保持しつつも周辺都市との移動の利便性を保ち続けることで他の地域にはない特性を保ち発展している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ