看護学士課程におけるディプロマ・ポリシーと卒業時到達目標の 到達度を用いた教育評価

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タイトル別名
  • Educational Measurement for bachelor of nursing by Achievement Level of Diploma Policy and Graduation Goals
  • カンゴ ガクシ カテイ ニ オケル ディプロマ ・ ポリシー ト ソツギョウジ トウタツ モクヒョウ ノ トウタツド オ モチイタ キョウイク ヒョウカ

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抄録

看護学士課程に在籍している学生のディプロマ・ポリシーおよび学士課程における看護実践能力の到達状況とその関連を把握し、教育上の課題を明らかにする。方法:看護学科に在籍する1~4年生の学生に、看護学士課程における卒業時到達目標およびディプロマ・ポリシーについて質問紙調査を実施した。学年間のディプロマ・ポリシー到達度の割合を比較するとともに、ディプロマ・ポリシーと卒業時看護到達目標との関連を分析した。結果:4年生は、ディプロマ・ポリシー1~7で身についた群の割合が高かったが、ディプロマ・ポリシー8は全学年の中で最も低かった。ディプロマ・ポリシーが身についた群の割合は、2年生と3年生の差が顕著であり、ディプロマ・ポリシー2~7において、学年間に有意な差がみられた。ディプロマ・ポリシー8は、1年生で身についた群の割合が最も高く、新カリキュラムが到達度に貢献している可能性が示された。ディプロマ・ポリシーと卒業時到達目標の到達度の比較により、ディプロマ・ポリシー2~8と卒業時到達目標の関連が示された。考察:今後、旧カリキュラムの学生に対する社会参画力を高める働きかけが必要である。また、教育の特色の明確化、教育評価内容の具体化および可視化を図るとともに、継続的な調査による分析が必要である。

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