学級規模が児童の学級適応に及ぼす影響(2) : 保護者の意識調査から

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タイトル別名
  • Class Size and Pupils' Adjustment (2) : From the Investigation of Guardians' Consciousness
  • ガッキュウ キボ ガ ジドウ ノ ガッキュウ テキオウ ニ オヨボス エイキョウ (2) : ホゴシャ ノ イシキ チョウサ カラ

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抄録

本研究では,少人数学級や複数担任による少人数指導という物理的措置(学級規模)が,保護者の学校生活認知と子育て不安とに及ぼす影響について検討することを目的とした。研究1では,小学校1年生~3年生の保護者339名を対象に質問紙調査を実施し,「保護者用学校生活認知尺度」および「子育て不安尺度」を作成した。研究2では,小学校1年生~3年生の保護者556名を対象に,作成した尺度を用いて質問紙調査を実施した。結果から,少人数学級に在籍する子どもをもつ保護者の「対教師認知」の平均値が通常学級の保護者に比較して高いこと,逆に「子育て不安」の平均値は最も低いことが明らかとなった。少人数学級編制の導入は,保護者の教師に対するポジティブな認知と情緒の安定にプラスの影響を及ぼすのではないかと考察された。

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