「K大母性看護84項目技術水準表2005版」60%の学生実施と実践能力卒業時到達度の年度評価

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タイトル別名
  • 60% Enforcement of "a Standard List of 84 Technical Items about Maternal Nursing in K University, Ver.2005" in Nursing Students and Annual Evaluation for a Graduation Time on Ability of Practice
  • Kダイ ボセイ カンゴ 84コウモク ギジュツ スイジュンヒョウ 2005ハン 60% ノ ガクセイ ジッシ ト ジッセン ノウリョク ソツギョウジ トウタツド ノ ネンド ヒョウカ

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抄録

看護基礎教育における母性の基本的看護技術の実施状況の結果説明として「K大母性看護84項目技術水準表2005版」を測定用具とし年度比較し,倫理的配慮のもとで,教育の評価を試みた.結果では,技術水準1の52項目で平成18年度学生の最多実施項目は,妊産褥婦のバイタルサイン測定と妊産褥婦とのコミュニケーション能力が56名(100%),2番目が妊産婦の病状・病態観察53名(94.6%)であり,平成19年度は,妊産褥婦の体位保持とスタンダード・プリコーションが54名(100%),2番目が栄養状態のアセスメント,妊産褥婦のバイタルサイン測定,妊産褥婦とのコミュニケーション能力等の5項目が53名(98.1%)であった.従って,看護実践能力の基本的技術のフィジカルアセスンメント能力を,母性看護学の2年間比較では両年とも95%から100%の学生の修得が実証された.次に,技術水準1~3で60%以上の学生が実施した項目は,平成18年度は,全84項目中26項目(31.0%)で,その内22項目が水準1(水準1は52項目で,その42.3%)に含まれ,同様に平成19年度は,水準1~3で60%以上の学生が実施した項目は,全81項目中29項目(35.8%),その内28項目が水準1(52項目中の53.8%)であり基本的な日常生活援助に関わる看護技術であった.一方,両年度の技術水準1~3の未実施項目は,平成18年度水準1で口腔内ケアのみ未実施で,平成19年度の未実施はなかった.同様に水準2の両年で未実施は浣腸のみであった.平成18年度の水準3は4項目の未実施で,平成19年度は9項目の未実施があり,その内容は気管内挿管介助,心マッサージ,分娩時大量出血時の処置等で,看護系大学協議会が示す看護技術13項目の「救命・救急処置技術」,「与薬の管理」等であった.本研究は,同じ教育方法の2年間で,学生は同傾向の技術項目を経験

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