学校と特定相談支援事業所における情報共有の現状についての調査研究—高松市内の特定相談支援事業所を中心に—

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書誌事項

タイトル別名
  • Research on the current state of information sharing between schools and the social support center for the person with disability : case study of Takamatsu City
  • 学校と特定相談支援事業所における情報共有の現状についての調査研究 : 高松市内の特定相談支援事業所を中心に
  • ガッコウ ト トクテイ ソウダン シエン ジギョウショ ニ オケル ジョウホウ キョウユウ ノ ゲンジョウ ニ ツイテ ノ チョウサ ケンキュウ : タカマツ シナイ ノ トクテイ ソウダン シエン ジギョウショ オ チュウシン ニ

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説明

本稿では、学校と相談支援事業所間における情報共有が必要であると考え、高松市内の特定相談支援事業所の相談支援専門員に焦点をあて、特別支援学校(又は高等学校)と特定相談支援事業所との情報共有の現状についての聞き取り調査やインタビュー調査を通して、学校と相談支援事業所における連携の現状と課題を明らかにすることを目的とした。聞き取り調査より、相談支援事業所は学校との連携への意識が高いことが分かった。しかし、相談支援事業所から、学校と相談支援事業所間での連携体制の確立、そのための関係性作り、学校から情報量を多くしてほしいという要望も挙げられた。お互いの連携や情報共有に対する姿勢や意識を高め、相談支援専門員の役割を理解し、信頼関係を築き、連携体制を作っていきたいというものであった。またインタビュー調査より、A市での相談支援への取り組みにおいて、早期からの連携体制を確立することにより、本来の相談支援の役割が発揮され、相談支援と関係機関とが常に情報を共有し、支援の中心機関が変わる場面においても、領域間での切れ目を作らず、円滑な支援の橋つなぎを行うことができると分かった。これは高松市での相談支援体制の確立のための参考になる取り組みであると考えられる。

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