アブラコウモリ Pipistrellus abramus 同一集団の出巣個体数,性比および年齢構成の季節的変化

書誌事項

タイトル別名
  • Seasonal changes of emergence number, sex ratio and age composition in the same colony of Pipistrellus abramus in Kagawa prefecture, Japan
  • アブラコウモリPipistrellus abramus同一集団の出巣固体数,性比および年齢構成の季節変化
  • アブラコウモリ Pipistrellus abramus ドウイツ シュウダン ノ シュッソウ コタイスウ セイヒ オヨビ ネンレイ コウセイ ノ キセツ ヘンカ

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説明

1. 1993~2000年にかけて, アブラコウモリPipistrellus abramus同一個体群の各月の出巣個体数, 各生活史の中での性構成および年齢構成について調べた。 2. 出巣個体数は新産児の巣立期が一番多く, 最大は1993年8月の213個体であった。それ以後, 1994年, 1995年にこの個体数を超えることはなかった。すなわち, 個体群としての成長はみられなかった。 3. 各生活史で性比は異なり, 出産後の新産児のいる時期が一番高, ついで巣立期, 交尾期・冬眠前の時期, 冬眠あけの時期で, 出産期にはその値は0.00であった。 4. 各生活史の中での年齢構成は, 0~1歳齢の個体を中心に, 各年齢の成獣雌からなっていた。 5. 雄の最長年齢は10ヶ月齢であり, 雌では約5歳齢であった。

収録刊行物

  • 香川生物

    香川生物 28 37-44, 2001-06-01

    香川生物学会

被引用文献 (1)*注記

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