運動遊びにおける援助経験が児童の援助自己効力感に及ぼす影響

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of helping others in a game on children's helping behavior‐related self‐efficacy
  • ウンドウ アソビ ニ オケル エンジョ ケイケン ガ ジドウ ノ エンジョ ジコ コウリョクカン ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は、運動遊びにおける援助経験が児童の援助自己効力感に及ぼす影響について明らかにすることであった。まず研究1では、運動遊びにおける援助経験の影響を明らかにするために、低・中学年児童の援助自己効力感を測る尺度を作成した。研究2では研究1で作成した尺度を用いて、上野(2014)が開発したなかま鬼及びしっぽ取りに参加した児童を対象として調査を行った。その結果、なかま鬼への参加を通じて児童の援助行動に対する効力の予期である自己効力感が、肯定的に変容する可能性が確認された。またなかま鬼における援助及び被援助行動は児童の敏捷性による影響を受けないことから、なかま鬼は敏捷性が高くない児童でも援助経験を重ねられる運動遊びであることが明らかになった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ