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情報機器の利用実態調査2020―3年間の調査を通して―

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Abstract

本校では、一昨年度から学習支援プラットフォーム、いわゆるClassi を導入し、クラウドサービスを始め、学習記録やポートフォリオなど様々な機能の活用を試みている。また、昨年度よりBYODを推進し、生徒が個人端末を利用して総合的な学習の時間や課題研究等の情報収集、レポート作成、提出等に利用している。このような流れの中で、一昨年度から本校生徒の情報機器端末の利用状況、情報モラルやネットリテラシーも含めた情報機器の利用実態調査を本年度も継続して行い、また、3年間の結果を比較した。本校生徒の情報機器の利用実態として、自分専用の携帯電話やスマートフォンを所持するタイミングは、3年間で低年齢化が進む傾向がみられ、本年度は73.1%が中学校在学中に所持している結果となった。携帯電話やスマートフォンの平均利用時間は、「2時間から3時間」が3年間ともに最も多く、携帯電話やスマートフォンで一番よくしていることは、3年間ともに「音楽を聴いたり動画を見たりする」で、本年度は45.8%と半分に近い生徒が主たる目的としていた。一方で、パソコンやタブレット端末の利用は年々増加しており、パソコンやタブレット端末を使ってよくしていることとして、学習や買い物、オークション、その他の項目は増加傾向にあった。これらのことから、情報機器の利用や活用の仕方の棲み分けが進んでいることもうかがえた。Classiの利用について、全体としては、「ほとんど毎日」、「週に5日程度」利用している生徒は65.9%、「ほとんどない」、「まったくない」と回答した割合は27.3%であった。昨年度より学習記録を朝のSTで入力させ始め、本年度は休校期間中から体調管理として体温等も継続して入力するように指導をしているため、現在の2年生は昨年度よりも、「ほとんど毎日」、「週に5日程度」利用している生徒が8割以上に増えている。また、1年生においても9割程度の生徒が、「ほとんど毎日」、「週に5日程度」利用している。学習記録等の入力を定着させていくためには、年度当初からの指導および1年次からの指導の継続が必要であると言える。BYODは昨年度からの段階的な導入を経て、総合的な学習の時間やLT、課題研究では生徒や教員側もその利用は定着した。また、休校期間中のオンライン授業等での利用端末は、パソコンが15.8%、タブレット端末が15.1%、スマートフォンが66.8%であり、多くの生徒が普段利用しているスマートフォンでの視聴となった。今後は一人一台パソコン、一人一台タブレット端末への過渡期となっていくため、本校のBYOD導入後の課題を検証して、情報機器の利用および指導マニュアルの整備に生かしていきたい。

Journal

  • 研究紀要

    研究紀要 48 109-117, 2021-03-31

    愛知教育大学附属高等学校

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