社会福祉サービスの商品化における「商品」の意味

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タイトル別名
  • シャカイ フクシ サービス ノ ショウヒンカ ニ オケル 「 ショウヒン 」 ノ イミ
  • The Meaning of "Commodity" in Commercialize of Social Welfare Service

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抄録

社会福祉サービス (対人福祉サービス) の商品化には大きな問題点をはらんでいるように思う。この大きな問題点を探るにあたって,まず,大切なことはこの商品化における「商品」とは如何なる意味を有するのかということを解きほぐすことが重要になってくると考えられるのである。その「商品」の意味を解きほぐし,それを手がかりとすることによって,この「商品化」の大きな問題点が明らかになるにちがいないからである。つまり,「商品」そのものの分析を行うと,商品の価値が貨幣へと転化し,そして,その貨幣が剰余価値 (価値増殖) を発生させ,その生じてきた剰余価値が資本に転化され,その資本が今以上に極大化し,資本蓄積が拡大化されていくことになる。すなわち,社会福祉サービス (対人福祉サービス) の商品化とは資本蓄積の極大化を可能にさせるという問題をはらんでいることになる。

商品

貨幣

使用価値

価値 (交換価値)

剰余価値 (価値増殖)

identifier:FO000800001253

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