初期仏典における十支縁起説の成立 : 四食説及び識住説との関連から

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  • ショキ ブッテン ニ オケル ジュ ッシ エンギセツ ノ セイリツ ヨンショクセツ オヨビ シキジュウセツ ト ノ カンレン カラ

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抄録

本論では、初期仏典において十支縁起説がどのように成立したのかについて検討する。十支縁起説の軸となる「識」と「名色」の縁起関係の成立を検証すべく、始めに古層韻文文献、続いて散文文献に見られる用例を考察する。散文文献では、五支縁起説と三事和合説とを組み合わせた構造を持つ縁起説、さらに五蘊説に説かれる「識」と「名色」の関係を考察し、最後に四食説及び識住説において成立した「識」と「名色」の縁起関係を軸に十支縁起説が成立する過程を検討する。

初期仏典

十支縁起

三事和合

五蘊

四食

識住

identifier:DO003100006365

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