アクティブラーニングが学部卒業時点の主体性に及ぼす影響について : 私立大学社会学部の卒業生に対するアンケート調査を題材に

書誌事項

タイトル別名
  • アクティブラーニング ガ ガクブ ソツギョウ ジテン ノ シュタイセイ ニ オヨボス エイキョウ ニ ツイテ : シリツ ダイガク シャカイ ガクブ ノ ソツギョウセイ ニ タイスル アンケート チョウサ オ ダイザイ ニ
  • Effects of active learning on autonomy at time of university graduation: Based on questionnaire survey of students graduating from the sociology department of a private university

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抄録

本研究では,私立大学社会学部の卒業生を対象としたアンケート調査を実施して,学部在学中のアクティブラーニングの受講経験が,学部卒業時の学生の主体性に対し,どのような影響を及ぼすのかについて検討する。その際,主体性が学生の出身階層から受ける影響を排除するため,コントロール変数として階層変数を導入する。分析を行う仮説は「階層をコントロールしても,学部在学中,アクティブラーニングに対し積極的な参加を行った学生ほど,卒業時点の主体性が強い」である。仮説を検討するための主たる分析手法には,重回帰分析を用いている。分析の結果,学生の出身階層をコントロールしても,学部在学中にアクティブラーニングへ積極的に参加した学生ほど,卒業時点での主体性が強いという結果が析出された。また,アクティブラーニングへの参加が,出身階層が主体性に与える影響を緩和する効果があることも確認された。

アクティブラーニング

主体性

階層

重回帰分析

identifier:BS004200009144

収録刊行物

  • 佛大社会学

    佛大社会学 42 19-30, 2018-03-20

    佛教大学社会学研究会

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