少年院における非行少年と法務教官の関係性と変容 : アンケート調査の分析から

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  • ショウネンイン ニ オケル ヒコウ ショウネン ト ホウム キョウカン ノ カンケイセイ ト ヘンヨウ : アンケート チョウサ ノ ブンセキ カラ
  • Relationship and Transformation of Juvenile Delinquents and Instructors in a Reformatory: Suggestion from Statistical Analysis

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Abstract

本調査は,少年院に在院している少年に対するアンケート調査を通じて,法務教官の関係を中心に対人意識および少年の自己変容に着目して考察した。結果として,対人意識においてグループおよび他者評価を重視する傾向が女子に認められ,男子ではプライベートおよび能力主義的な傾向が認められた。具体的な少年院に生活に関する設問では,集団生活の苦手意識は女子が男子にくらべて高く,進級するごとに高まる傾向が読み取れた。また少年院における自己変容のきっかけの設問では,出院前の1級において「担任との面接」が最も高い値となった。実際の法務教官の面接に対しても約8割が好意的な意識を有していた。さらに,この面接に関して4つの類型にまとめところ,「拒否会話型」においていくつかの特徴が見出された。このタイプの少年に対してどのようにかかわり,どのように支援していくのかが今後の課題のひとつであることを提示した。

非行少年

法務教官

支援

identifier:SO007200010769

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