多文化社会ハワイ州における教育の実態と展望

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タイトル別名
  • タブンカ シャカイ ハワイシュウ ニ オケル キョウイク ノ ジッタイ ト テンボウ
  • Practice and Perspective of Education in Multi-Cultural Society of Hawaii

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抄録

ハワイ州はアメリカ合衆国の中でも典型的な多文化社会であるといわれている。教育も文化的多元主義を反映したものとなっている。本稿では,その歴史的経緯をたどり,なぜハワイ州の教育が多文化的な教育内容を包含する学校制度となっていったかを論じる。まず,最初は,欧米人がハワイに到来する以前のハワイ固有の教育はどのようなものであり,かつ欧米人の眼にはどのように映っていたかを述べ,次に,欧米人特にアメリカ人宣教師団がハワイの教育に与えた影響について述べる。ハワイ語重視の教育から英語重視の教育へとどのように変化していったか,その理由は何かを記述する。最後に,宣教師団による教育からアメリカ式の導入の過程の中で,すべての者に平等な教育制度が確立されていったことを論究したい。本稿では,1900年のアメリカ合衆国の併合までに,すでに,ハワイのアメリカ化がなされていたことを,教育の視座から論じたものである。

アメリカ人宣教師団

ミッションスクール

「共通」学校

公教育制度

教育のアメリカ化

identifier:KO001500004917

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