書誌事項
- タイトル別名
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- ケプラー ノ エンスイ キョクセンロン
- Kepler on Conics
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抄録
古代ギリシャ以来,円錐曲線論は数学の主要な柱の一つであった。十七世紀,ケプラーの議論は,円錐曲線を一平面上で論ずることにより,この研究の画期となった。さらに,ケプラーはこの平面に,無限遠点と平行線の交点を想定することで,後世の幾何学にも関連していくことになる。従来の研究は,ケプラーの、円錐曲線研究史での位置づけ,そして後の幾何学との関連を中心にしている。この論文は,円錐曲線論の歴史やケプラーのプラトニスムという思想的背景を論じながら,ケプラーがどのように交わる平行線という着想に至ったかという点に,議論を集中する。さらにケプラーの円錐曲線論を透視図法の観点から検討し,先行研究が問題にしているデザルグの幾何学との異同を明確にした。
『メノン』
プラトニスム
『世界の調和』
アポロニュウス
射影幾何学
identifier:BR010400010426
収録刊行物
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- 仏教学部論集
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仏教学部論集 104 17-33, 2020-03-01
佛教大学仏教学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050287838683962624
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- NII論文ID
- 120007025622
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- NII書誌ID
- AA12514496
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- ISSN
- 2185419X
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- NDL書誌ID
- 030349420
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles